DEEBOT PRO M1/K1VAC ファームウェア更新のお知らせ (2026年3月31日更新)
2026.03.31
近年、優れた海外製ロボットやIoT機器の導入が進む一方で、導入後のセキュリティ対策が課題となるケースが少なからず発生しております。
弊社では、大切なお客様をセキュリティのリスクからお守りするため、国際的なセキュリティガイドライン(OWASP Top10等)に則った独自の厳しい検査体制を設けております。
少しでも不安が残る箇所(脆弱性)があれば事前に特定し、日本国内で安心してご利用いただける最高水準の状態へとシステムを改修(アップデート)しております。
「日本で使うなら、セキュリティ面も安心できるものを」——私たちは、そんなお客様の思いに寄り添い、安全への対策を徹底した製品をお届けしてまいります。
1. 概要
Hellohas社が提供する清掃ロボット製品のアップデートを実施しました。
2. 対象製品
・DEEBOT PRO M1
・DEEBOT PRO K1VAC
3. 詳細情報
以下の脆弱性が上記の製品に存在します。
1.ポート8888、9999を介して機密情報にアクセスされる可能性
2.MQTTを介してログなどの情報を取得される可能性
3.Telnetサービスがデフォルトで有効になっている
4.wget呼び出し時に署名検証が行われていない
5.websocket通信の秘密鍵が抽出される可能性
6.部外者による悪意のある分解操作により、rootパスワードが解析される可能性
7.ロボットのホットスポットパスワードが解析される可能性
8.モバイルアプリケーションがサーバー証明書を適切に検証していない
9.LTEチップに既知の脆弱性が存在する
10.Websocket通信に以下の脆弱性が存在する
4. 脆弱性がもたらす影響
この脆弱性が悪用された場合、以下の事態が発生する可能性があります。
1.攻撃者がポート8888または9999を介して地図、ログなどのファイルにアクセスする可能性
2.攻撃者がMQTTを介してロボットをハイジャックし、ログなどの情報を取得する可能性
3.攻撃者がデフォルトで有効になっているTelnetサービスを介してデバイスにログインし、制御する可能性
4.wgetコマンドでサーバー証明書が検証されないため、通信が攻撃者によって改ざんされ、悪意のあるコードの実行を引き起こす可能性
5.websocketの秘密鍵が攻撃者によって解析され、通信内容の漏洩やロボットのハイジャックを引き起こす可能性
6.部外者がロボット本体に悪意のある操作を行うことにより、rootパスワードを解析し、ロボットシステムに侵入する可能性
7.攻撃者がホットスポットのパスワードを推測し、ロボットのAPに侵入する可能性
8.モバイルアプリケーションがサーバーから返された証明書を適切に検証しないため、攻撃者に悪用される可能性
9.攻撃者がLTEチップの既知の脆弱性を利用して攻撃コードを実行する可能性
10.(1) 秘密鍵が攻撃者によって解析される可能性
5. 対策方法
1.ポート8888および9999を閉鎖する
2.MQTT証明書の検証を追加する
3.Telnetサービスを停止する
4.wgetコマンドにロボットクラウドプラットフォームサーバーの証明書署名検証を追加する
5.秘密鍵をアップグレードし、websocket通信ポートでのOSコマンド実行を無効にする
6.rootパスワードの強度を向上させる
7.ユーザーによるホットスポットパスワードのカスタマイズをサポートする
8.モバイルアプリケーションでサーバー証明書を検証する
9.最新のLTEファームウェアにアップグレードして脆弱性を修正する
10.(1) 秘密鍵をアップグレードする
6. アップデート計画
1.上記の更新は2026年1月31日にリリースされました。バージョン番号はM1-1.7.27、K1VAC-1.7.82です。
2.K1VACについては、2026年1月31日にリリースされたバージョンのアップデートとして、2026年3月23日にバージョン V1.7.821 がリリースされました。
3.M1については、2026年1月31日にリリースされたバージョンのアップデートとして、2026年3月23日にライブラリファイルの更新を行いました。
■ 本件に関するお問合せ先
● Hellohas Robotics Inc.(ハロハスロボティクス株式会社) E-mail:info@hellohas.co.jp TEL:03-5577-4667
